Journal / Buying Guide

初めてのホームページ発注で失敗しない 6 項目チェックリスト

読了 7分

初めてのホームページ発注で、何を決めておけばいいか分からないまま見積りを取り、結果として「何が含まれているのか分からない」「途中で追加費用が膨らむ」となるケースは少なくありません。Studio 凛 が初回ヒアリングでお客様と一緒に整理している、発注前に必ず確認しておきたい 6 項目をチェックリスト形式でまとめました。

Buying Guide 2026-04-27

発注前に決めておく 6 項目

次の 6 項目は、見積りを依頼する前に、ご自身(または社内)で大まかに決めておくものです。完璧に決まっている必要はなく、「8 割くらいの精度」で OK です。決まっている項目が多いほど、制作会社からの見積りが具体的になり、相見積りの比較もしやすくなります。

01

目的の優先順位(集客 / 採用 / 信用 / 販売)

ホームページに 4 つの目的を全部詰め込もうとすると、どれも中途半端になります。「一番重い目的は何か」を 1 つ決めるだけで、サイトの構造とお金の使い方が変わります。

02

ターゲット(誰に見てほしいか)

「BtoB なら誰の決裁を通すためか」「BtoC ならどの年齢層・どの状況の人か」を、ペルソナとまでいかなくても短い言葉で 2〜3 つ持っておきます。

03

既存資産(ロゴ・写真・原稿・パンフレット)

「これは使える」「これは新規で用意する」を整理します。素材ゼロからのスタートと、素材がある程度揃っている状態では、見積りが大きく変わります。

04

予算と納期

予算は「上限と下限のレンジ」、納期は「絶対の期日」と「希望の期日」を分けて伝えるのがベターです。「〇〇円以内で 2 ヶ月以内」のような幅で十分です。

05

公開後の更新体制

誰がいつ何を更新するかを決めておきます。「自社で更新したい」のか「制作会社に依頼したい」のかで、CMS 機能の有無、コードの作り方が変わります。

06

相見積りで比較する基準

金額だけでなく、含まれる範囲、コミュニケーション頻度、修正回数、公開後サポート、解約条件、までを揃えて比較します。最安値が最良ではないのが Web 制作です。

警戒すべき制作会社の特徴

発注後にトラブルになるケースは、見積り段階の説明の仕方に必ず兆候が出ています。Studio 凛 が他社の見積りを拝見してきて、「これは相見積りに残すべきでない」と判断するパターンを、5 つに整理しました。

  • 見積書に含まれる範囲が「サイト制作一式」とだけ書かれていて、ページ数・デザイン回数・修正回数の明記がない — 後から追加費用が膨らみます
  • 「最安値で作ります」「他社より安くします」が前面に出ている — 制作費は人件費そのものなので、極端に安い見積りは、誰かが疲弊する形で帳尻を合わせています
  • ヒアリングをほぼせずに見積りを出してくる — 事業内容を理解せずに作るサイトは、見た目だけ整って中身がスカスカになります
  • コミュニケーションがメール 1 本ベースで、議事録や進行管理の説明がない — 期日や認識ズレでもめます
  • 公開後のサポート期間・修正対応が明記されていない、または別契約 — 公開直後の不具合対応で必ずトラブルになります

「相見積り」の取り方

相見積りは 2〜3 社に絞って取るのが現実的です。多すぎると比較が大変になり、結局決められなくなります。Studio 凛 が見てきた中で、相見積りの精度が高い方は、次の進め方をしています。

  1. RFP(依頼概要書)を 1〜2 ページで用意する — 上記 6 項目を埋めたものをそのまま使えます
  2. 全社に同じ RFP を渡す — そうしないと見積りの数字を比較できません
  3. 金額だけでなく「ヒアリングの深さ」「提案の質」「コミュニケーションの相性」も評価軸に入れる
  4. 最終決定の前に、各社と短い対話の機会を作る — 文面だけでは分からない相性が出ます

発注後にやるべき準備

発注を決めたら、制作開始前にやっておくとスムーズなことが 3 つあります。これも Studio 凛 のヒアリングで毎回お伝えしているチェック項目です。

  • 社内の窓口を 1 人に絞る — 複数の人から指示が飛ぶと、制作側が判断に迷います
  • 決裁者と窓口の認識を揃える — 「最終的に何を OK と判断するか」の基準を、決裁者と窓口の間で先に共有しておく
  • 競合・参考サイトの URL を 5 件くらい集めておく — 言葉では伝えにくい「好き / 嫌い」を、URL で渡すのが圧倒的に早いです

この記事に関するQ&A

  1. 01 見積りに 30 万円差があったら、安い方を選んでいいですか?

    ケースバイケースです。30 万円差の中身が「公開後サポート 3 ヶ月の有無」「修正回数の差」「ヒアリング時間の差」なら、安い方は後で追加費用や不満につながります。一方、機能要件が同等で純粋に価格差なら、安い方を選んでも問題ありません。比較表を作ると見えてきます。

  2. 02 個人 / フリーランスと制作会社、どちらに頼むべき?

    案件の規模と継続性によります。LP 1 枚や予算 50〜100 万円のサイトなら個人 / フリーランスで十分対応できることが多いです。コーポレートサイト + 定期更新 + システム連携、のような複合案件は、複数人体制の制作会社の方が安定します。Studio 凛 はオーナー直対応 + AI + 経験者レビューの体制で、個人と制作会社の中間を狙っています。

  3. 03 見積り依頼の段階で、どこまで詳しく書けばいいですか?

    上記 6 項目を、各項目 2〜3 行ずつ書ければ十分です。完璧に決まっていなくても「決まっていない」と書けば OK。むしろ「決まっていない部分を相談したい」と素直に書く方が、誠実な制作会社からはきちんと向き合った返事が返ってきます。

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